KOBECCO(月刊 神戸っ子) 1961年7月号
30/60
インド、不シアで親善試合六甲、摩耶を背に、上野ヶ丘にそびえたつ県立神戸高校は、伝統に輝く天下の名門、神戸一中と県一高女が合併して誕生した。創立以来六十五年幾多の人材を輩出し、ますます力強く堂々の発展をたどっており『質素剛健』『自重自治』の伝統と精神に即し同校の自治会活動やクラブ活動の盛んなことは驚くばかりである。ことに、高山忠雄校長がスポーツマンだけに同校のスポーツ熱はたいしたもので、クラブの数も二十数部という。そしてそのなかでも四十八年の伝統をもつサッカー部の活躍はすばらしく、その成績と質は同校運動部のトップレベルといっても過言でなく、県下ではナンバーワン・チームといわれている戦前は、全国優勝八回、戦後は二十二年に一回栄えある優勝を遂げたのをはじめ、年々県下の覇権を握り、国体あるいは全国高校大会でも常に優秀な成績を堅持してきている。あらゆる分野で神中サッカー・クラブのOBたちが選手としてまたコーチとして活躍しているのも同部の特色だ。四、五年前までは、オールジャf山一mp7l《隅.li寸伝統あるサッカー郡
元のページ