KOBECCO(月刊 神戸っ子) 1961年6月号
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百パーセントが若い女性でにぎわう〃アクセサリーの店″には、首飾り、スカーフ、ブローチなど美しいアクセサリーが豊富にそろっている。中年のご夫婦や、外人層に人気のある〃工芸品の店″には、渋い銘入りの茶ワンや、陶器木彫品が陳列されていて、とても静かなムードを感じさせてくれるご主人の生島厳彦さん(蝿)はもとはサラリーマン、三十すぎてからいまのお仕事を受け継がれたそうで、商売人的な匂いのない、物静かなお人柄である。流行を創る店神戸には〃伝統とシーーセ〃を誇る老舗が多い。ショッピング・センター元町通一丁目浜側lちょうど二丁目との堺にある工芸品とアクセサリーの店「イクシマヤ」もその一つ。明治初めから元町の発展とともに生きてきた古いお店である。向って右がアクセサリー、左が工芸品の店と、昨年秋に改装された三十坪のお店は、一目で店内全体が見渡せるように工夫されており、昨年の神戸市店舗コンクールに秀賞三店の一つとして市長表彰を受けたのもうなづける。アクセサリーエ芸品の店元町1丁目イクシマヤ46お店の雰囲気は落着いて静か、それでいて気軽るにひやかしもできるのが特色。また、美しいお嬢さんたちが、気持よく応待してくれるのもこの店の魅力の一つ。「流行を創り出す」ことを念頭に仕入れの勉強をしてらっしやるそうだが、そういえば、戦後いち早くオルゴールを売り出したの桂ここが最初だった。お客さまへのサービスもゆきとどき、アフター・サービスはもちろん、市内はじめ地方への無料郵送もしているという。(五十嵐)落ついた静かな店に美しいお嬢さんの応待が魅力的です
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