KOBECCO(月刊 神戸っ子) 1961年5月号
47/60

百貨店につぎ神戸市内では始めて営業許可の店⑤アルコール類、小鉢物などはなし客は官公庁、学校会社、病院⑥三宮店l大丸前新道路角③072718、湊川店l湊川商店街入口⑤5027春駒①強いていえば春駒風、江戸仕込承の浪花仕立のりの香に、浪花の甘味といいますか、中庸をいってます②煮込承アナゴですね。お酒を使って煮込承ますが、味つけと火加減にコツがあります③一個二十円、一人前(七個)百二十円でお願いしてます。特別は時価ですが、高いもので六、七十円④四年です⑤誠実をモットー。家族的な気楽な感じで召上がっていただけるようにしてます。お客さまは医師、文化人、会社員、商人、外人はエビおどりとマグロトロは時価その他は平均三十円’五十円まで④六年⑤重役、部課長級、サラリーマン、広い範囲の人に喜んでいただいてます。店構えも大衆、高級の中間w生田新道。ペン下③3870福寿し①浪花風②小鯛雀寿司l小鯛は(約三十勿のもの)有名な明石沖でとれた新鮮な活小鯛を三枚におろし、約一時間位留塩をして水洗い後、酢に通し皮肌が活そのままの光沢をいかすのがコツ。身をはぎ片身を一人前としてます、松前ずしl鯖は若狭湾でとれた新鮮なものを選び、鮮度の落ちないうちに約五時間’八時間くらい留塩をしてから小鯛と同じ調理方法で「ふきん」〆めにする③二十五円均一、特別は三十円’四十円④三十年と四カ月⑤衛生に留意してますご婦人が多く店構えは平易でお気軽に入っていただけます⑥本店l神戸新開地本通り⑤2907、三宮支店I阪急西口③2934新富①江戸風③平均五十円、特別は四十円’八十円ぐらい④三十年⑤朝四時に直接市場へ仕入れに行き、四季それぞれシュンの魚を色数豊富にそろえる。客層は会社関係⑥トア・ロード「パウリスター」東入る浜側③0759成駒屋①関西風のにぎり②大根おろしをのせて食べる「おこぜ」・明石、岩屋方面でとれる魚の白身をタネにしている。米は三田米にうすく味をつけ、ふんわりとにぎる。ご飯よりネタが大きいのも特色③お好承で一個五十円1百円、オケで川柳すしたまに見る映画の帰りすしを食べヘンコッのすし屋にわかる絵の話恐妻の機嫌やわらぐすしの折三条東洋樹戸1431一人前五百円⑥三宮本通振原寿司①京風に浪花風をとり入れたやり方②松前ずしl京都いづうの流れを受けており、生きのよいサバを背びらきして、六時間塩をして洗ったあと酢にひたし、翌日すしにしている③普通十二円五十銭、上二十五円、特別は二十五円’五十円までの創業十三年目。終戦後四など⑥国鉄元町駅東口下る穴門筋入口③8610本家輿兵①当店独得の風流にぎり②えびのにぎりで、生えび、レモン、食塩で一般と味つけが違います③一個五十円、特別は時価④三十年⑤カウンター式です⑥国鉄元町駅東口前小路③3360権兵衛寿し①江戸風にぎり②にぎり一本槍、店に並んだ十二人のお客さんの注文に応じ、左手に「ネタ」を置き右手で「シャリ」をつかんでバツとにぎり、返す手でヒラリとカウンターの上に並べる、このにぎり方は二発にぎり」といい、手のぬくもりをすしに伝えないのが特徴です③一個十円、特別注文は受けません(十円ずしで気に入らない方は他所で召上がってください)④新開地で六年、元町へ来て五年通算して十一年⑤酒類はなし一個十円の安さと「ネタ」の良さが特徴で、「ネタ」は毎日十種類以上置いてます。正午から開店、県庁、市役所付近の会社、銀行、百貨店、遠くは海岸通りのBG・BMたち。⑥国鉄元町駅東口高架添い西へ四軒目を入って二軒目③6017青辰①あなごずし専門②淡路、明石産のあなどを使用。タネはあなど、シイタケ、キクラゲ、卵、のりで種類はのり巻き、箱、東京風チラシの三つ。あなどの皮の光沢の美しいのが特色、シイタケは大分県産です③巻き百八十円、箱二百四十円、チラシ二百二十円、巻ど箱の盛合わせ二百十円、吸い物八十円④兵庫開港のころからやっておりかれこれもう百年以上という古い歴史をもつ⑤文化人、会社関係⑥元町三、風月堂うら③3435

元のページ 

page 47

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です