KOBECCO(月刊 神戸っ子) 1961年5月号
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てバスで帰えるコースもあります森川束でいえば仁川のピクニックセンターは、池ありポートありで家族づれにはいいですよ。それにコースもわりに短かいですからね生駒またあそこは、西宮と宝塚のゴルフ場にはさまれていてきれいですしね。仁川から五箇池に入って、そこから逆瀬川に下りるコースは七キロほどあるんですが、若手向きによいコースです。人もすぐないしね西では、塩屋からあがると、須磨の大池に出てる一本道があるんですが、大池に出るまでにトンネルがあって、道がたくさんあります。この道はどれを通っても展望台まで登れますよ。また大池を真直いくと多井畑へ行くバス道があり、これを約百米あがると須磨アルプスにあがる道があります。それをあがって高取山に出るのに二時間ほどでいけます司会これまでのコースはポピュラーなコースだったんですが。少しヒネって、人があまり行かないで、それでいて簡単に行けるコースは生駒神戸電鉄の六甲登山口というと一」ろからつまり裏六甲から六甲山めざしてあがるんです。するとバス道が通ってますから、そのバス道をシュライン・ロードという方に登ります登ると僕たち四人でも抱えきれないほど大きな松があり、松の感じと八十八カ所のお地蔵さんがすごく情緒的なんです。そこから六甲山の上の前ヶ辻というところえ出ますが、そこまでで僕らの足だと一時間半でいけます。一タハ、、、少,dJUnへ、、."Jグーハ、.・ぬ〆JJU11、=I,"J1?へ、'1、。"″~'八、。~テ.〃#0,戸、唖、."Jグー守ハ、・'一"即h,、一,'Jハヂー、、。タン~肌ぃ・里〆,jO1h、画、』jJU伊一、1,1.J=ダハ、ロ、一’ff,、-~、wfPヂ閏、U,、0J一J'8,,、ゅⅧ"m房、、、'"J〆甫"0,t』~ダィ"、0,ヘー、IF,Oザへ0,M"一一般コース①シュライン・コース神戸電鉄湊川駅から約三卜分で六甲登山口駅につく。ここから電卓道を渡って北に登り、裏六甲ドライブウェーを約四十分も歩いてから、道端の民家の間を右に折れると、小径に出る。さらに約三十分も行くと再びドライブウェーとの交差点に出、数分すると右側に「シュライン・ロードを経て西六甲へ」と記した立て札がある、これを右に見て、左の小径を谷川におりるが、これが長尾谷だ.河原は石コロが多く、水は澄承、見晴しもよく、飯ゴウ炊さんには最適地である。五本ほどの丸太橋を渡れば杉林が広がっており、木葉の間から青空がのぞく。緑、青黒のプリズムのような美しさ。小鳥のさえずりの間をぬって、木を切る音が「コーン.一一-ン」ときこえるのも深山らしい風情。長尾谷にそって六甲記念碑台に通じる道もあるが、少し平担すぎるのでシュライン・ロードから西六甲へぬけるコースを選ぶ。坂道は一段とけわしくなり、ひと登りした所に、樹令数百年を数える大松がある。シュライン・ロードは昔、行者が行脚した道と聞くが、この大松一や30いいでしょう。さらに体力があれば、摩耶山から六甲山の方へ出、前ケ辻の方におりてもよいでしょう森川とにかく神戸は恵ぐまれてますよ。山が近いからね。六甲山脈を境に表からも裏側からも登れますし、どのコースをとってもいいと思いますね司会たしかに神戸ほど海といい山といい自然に恵ぐまれたところは、全国でもないでしょうね。いわば山は〃公園″ゑたいなものなんですから、大自然が与えてくれたこの〃公園″を活用しなけりや神戸市民の値うちがないということですね(笑)森ほんとによい町ですよ。それに山の入口も広いです。塩屋から宝塚までとね玉木おまけに全部がハイキングコースですね柏田そのほか家族向きでは、摩耶ケーブルに乗って天上寺というお寺を歩いてあがり、山上に出るコースがあります。帰えりはロープウェーに乗って下りればよく、またこの逆でもいいですよ森川全国的に有名なのは芦屋のロックガーデンですが、これは健脚コースですね。人の少くないところを選ぶなら一暴六甲などによいところがありますよ生駒秋だと瑞宝寺のモミヂを見まして鼓ヶ滝の方にまわって、この一墨から六甲へあがれば、鼓ケ滝から六甲山の一軒茶屋のところまでは一時間少しでいけます森始めての人は、やはり市ケ原や布引廻りが無難ですね柏田市ヶ原からツエンテイクロスにあがり、森林植物園にまわっ

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