KOBECCO(月刊 神戸っ子) 1961年5月号
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ih各界で活躍する先輩達/rF洞匡受華哩到I神戸の学園神戸大学は昭和二十四年五月に学制改革により旧制神戸経済大学同予科、同附属経営学専門部(これらの前身は明治三十五年に設立された神戸高商で、昭和四年神戸商大となり、昭和十八年神戸経大と改称)姫路高等学校(大正十二年設置)神戸工業専門学校(これの前身は大正十年設置の神戸工業高等学校で昭和十九年改称)兵庫師範学校(昭和十八年に国立移管)兵庫青年師範学校(昭和十九年に国立移管)が合併して学部は神戸高商の伝統の流れを汲む学部で全国でも一流.国立大学中ただ一つの経営学部は全国の経営学博士の大半を生承だしている理学部は数学、物理学、化学、生物学とわかれ、特に宇宙線研究が有名。工学部(建築、土木、電気機械、工業言化学、計測)もまた同様地道な研究と続けている。先輩として、神戸高商の卒業生は各界で活躍している。l例をあげると政界で石井光次郎、江田三郎、実業界で出光佐三(出光興産社長)和田恒輔(富士電機会長)椿本説三(椿本チェイン社長)などを筆頭に、特に関西実業界の社長級、重役級はほとんどが神戸高商出身といっても過言ではない。(神戸大学新聞会)総合大学がつくられたもの。当初は文理、教育、法、経済、経営、工学部の六学部と経済、経営学部に夜間課程を併なって発足したが昭和二十九年に文理学部が文学部と理学部とにわかれて七学部となった.また、昭和二十八年に大学院がおかれ経済学、経営学、法学の各研究所が設置、昭和三十年には法学部にも夜間課程が設置された。この他専攻科に文学専攻科、理学専攻科、工学専攻科がある。各学部を簡単にながめると、文学部(哲学科、史学科、文学科)は若さあふれる学部。教育学部は中高と幼少課程があり、県下の先生の大半をまかなっており、法学部は単に行政、司法畑の承でなく広く実業界に進出している。経済神戸大学をたずねて1241
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