KOBECCO(月刊 神戸っ子) 1961年4月号
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飾ってあるって〃やっぱり神戸は違がうわ〃といってたけど、たしかにそうだと思うわ。ラジオやテレビでも、あんまりCMがゴチャゴチヤ入いると、かえって逆効果ですものね。重点的にバツとやるセンスは、神戸の方がいいですね芳賀おっしゃるとおりですよ京都や名古屋のお嬢さんたちがよく〃神戸へ布地をさがしに行く〃なんていい生すが、たしかに神戸にはいいものがあると、かたく信じてますね。(笑)それほど神戸の店って信用があるんですよ、(生田新道・ドンバルにて)’331松井ところで買う、買わないわ別としても、美しく飾られたお店をのぞくのは楽しいですね。芳賀僕もよく店を見て歩るきますが、元町あたりには、昔も今もかわらないお店があり懐しいですね室賀こんど新しくなった大丸前の商店もシャレていいですね河野ほんとね。それにトア・ロードの商店もキレイになったし神戸新聞会館の秀品店もよくなりましたね福富神戸の人っていうのは、やはり商店の人もセンスがいいと思うわ。私の大阪のお友だちで忙しい人なんですが、神戸にくるとちょっとのスキをふて靴やアクセサリーなどの買い物をするんですよ。大阪の方が品数があるのにどうして大阪で買わないのというと〃やっぱり神戸のものはいい〃っていうんですね。大阪に行って承ると神戸と同じもセンスのいい神戸の店のがあるんですよ。だけど神戸のお店では、数少くしか置いてないがセンスがいいから、いいものを揃えている、だから買うのに品物をよる手間がなく、安心していいものが買えるというんですね河野そうね。この間も、東京からきたお嬢さんが、大阪へ買い物に行ったのだけど、神戸へ帰ってきて〃神戸はすてきだわ〃っていうんで、どうしてってきいたら大阪じゃあらゆる品物を、全部これだけありますといわんばかりに飾りたててるっていうのね。神戸へきたら、その中から選んで木田よし子。r田..仕事がほとんど東京なので滅多に神戸に帰えれませんが、大劇で公演があるときなど、毎日神戸に帰えって来てました。マヒナスターズの皆さんとご一緒のときが多いんですが、マヒナスターズの皆さんも、大の神戸ファンで大阪で公演しているときなど遅くなっても必ず神戸にいらっしてます。毎日忙がしいので神戸のことを想い出す暇もないんですけど、仕事のらくなときは、学生時代の友達もいないし、淋しいな・・・と思うことがあります。デビュー曲は「黒いオルフェ」もう一年になりますが、遅れないように一生懸命に勉強して行きます。」(ビクター歌手)ビクターの新人歌手木田よし子さんは、生粋の神戸っ子。「人気歌手、橋幸男さんと同じグループで、大の仲良し、最近は大洋ホエールズの秋山選手夫妻によく可愛いがってもらっています。秋山選手の奥さん、秋山真子さんも矢張り神戸っ子、甲南の州身で、うんと気が合つちやって、それからは何かとお世話になっています。神一Fとわたしすれば、お客さんの数も増えますものね芳賀それから各店とも、年令的にバラエティのある陳列をしなければならないでしょうね。あああれは若い人向きの店だから、僕らは寄りつけないlというんじゃなくて、あの店へ行けば、自分の好承もあるんだという感じを私たちに持たしてくれなきゃいけませんね松井そういう店もありますがまだまだ研究していただかなければ…蝋

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