KOBECCO(月刊 神戸っ子) 1961年4月号
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、話す人・福富芳美(神戸ドレスメーカー女学院々災)河野晴子(ラジオ関西プロデューサー)松井高男(神戸新聞社学芸部良)室賀聡(服肺評論家)芳賀政夫(兵庫トヨタK・K)きく人/五十嵐恭子閏ハイ・セソス神戸闇五十嵐承なさん、お忙しいところをどうも。今月は『神戸っ子のオシャレ』をテーマに、いろんな面からお話をうかがいたいのですが……〃流行″は、戦前と戦後とではずい分違ってはきておりますが、神戸だけにしかない、いわゆる神戸人特有の〃センス″というものは今も昔も変わらず受けつがれていると思うのですが、いかがでしょ心;ミ◎う力福富昔から神戸は、男の人のおしゃれに定評がありましたわれ芳賀そうですね。その代表が大居留地センス神着流戸こ行つなを子す丸下のいわゆる居留地人種、または海岸ボーイと呼ばれた人たちですよ。外国商社などに勤めている人たちが多く、見よう見真似でアチラ向きのセンスのいいのができあがったんでしょうね福富居留地センスというのは、今の若い人のセンスではないわれつまり赤いパーツとしたものを着るとか、アクセサリーをつけるセンスではなく、キチッとしたいわゆる昔の外国風の伝統を守る人じゃないでしょうか河野そうすると老紳士に多いのか知ら。素敵な老紳士って時々お見かけしますわれ松井いいセンスというのと、外国的センスというのはまた別でしょう。かならずしも外国的センスがいいとは限りませんからね1291福富そのころはね、いわゆる居留地礼賛時代は外国的センスがよかったのね。物真似の時代だったから、今は日本で独自のものができてるんでしょう。いかがですか室賀そうですね。やっぱり洋服は、外国からきたものですから、外国のものをこなしていくっていうことになるんでしょうね。今の若い人は、和服の伝統がありませんし。無批判に外国のものを見るから、ドレッシーな服を着ているのに、コンビネーションの靴をはいたりしますね。そんなところがおかしいんじゃないですか。しかしそれも最近よくなってきたようです。だからおしゃれということは難かしいんですが、その人が創意工夫で作り出すものですよ一応外国の服装のシキタリという畦頚
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