KOBECCO(月刊 神戸っ子) 1961年3月号
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Iグリルみその①超特選の牛肉の使用と独得の工夫をこらして鉄板で焼いています②全国の食通の方や外人層③九○○円から一、二○○円まで④生田神社前③2890(東京にも支店あり、東京都港区芝田町三丁目四、中国飯店裏側、電話剛7823)さくら亭①肉は霜降の多い最高品(ロース)バターはフレッシュなものを選びます。作り方はまず肉を適当な大きさに切り、タマネギ、にんじんをうす切りにして肉の上にのせ、サラダ油をかけ一日置く。これを鉄板にバターを豊富にとかしニンニクといっしょに強火で焼くそしてできあがった肉を大根おろしかポン酢につけて食べていただきますが、ニンニク・ソースにつけて召しあがるのもまた格別の風味がある.ポン酢とニンニク・ソースの作り方が秘決でしょうね。②外人、芸能関係、会社関係③三○○円から八○○円④生田神社東門筋電話③8086タイガー・グリル①ビフテキの調理法は国によっていろいろ流儀がありますが、私の店の特徴はもっともシンプルな味をモットーとするウェスタンスタイル。もちろんビフテキの生命は焼く火の加減にありますが、表六分、裏三分の焼き方が普通です②音楽家、マスコミ関係はじめ医師サラリーマンなど③普通ステーキは一三○円、スペシャルは二五○円④京町筋③7357●(1元町のあたりl商売も恋もゆずらずテキを食う東洋樹元町グリル①オランダ風ビフテキが当店の売りもの、ヘレ肉を釦gづつに切り塩、コショウで味をつけ、タマネギと。ハセリをサラダオイルであえた中へ、二十四時間以上ひたしておきます。このあとヤサイを取り除き肉をフライパンで焼きあげ。グレペーソースをかけて召しあがってもらってます②外人、会社、学校関係③三○○円④元町通二丁目、元町映画館前入る三軒目③6451イワン①極上のロース、へし肉を使ってます。そしてラード、油の吟味を慎重にし、お客さまの好承によりコックがいろいろと味つけと焼き方をかげんしています。また、ビフテキにそえる四季のヤサイにも気をくばっております②一時は外人の方が多くこられましたが、近頃では文士、舞台人はじめ会社の方や、お家族連れでよくお見えになります③ビフテキ三五○円、五○○円、特別八○○円、ビフテキ定食(スープ、ビフテキ、パン、デザートコーヒ)五○○円から④トア・ロードをまっすぐ北に行くと回教寺院があります。その前②0876日之出食堂①神戸新聞(市内版)連載「続こんなもんや物語」で平野零児氏が〃日之出はビフテキの堅いので有名だった″云々と書いてありましたが現在当店ではやわらかくてうまいへしを常用としています。よく焼いたのがよい人、半焼きがよい人といろいろ好承がありますがタレの味でまた肉も味がかわります。当店ではドミといって茶色のドロッとした格別の味がでるタレを使っています。②市会、県会議員、映画監督、文士が多い。宴会には学生が八○%の普通へレステーキニ五○円。Wステーキ五○○円、サービス品の日之出ビーフステーキヘレ定食●スラッガー桑田とテキ大洋ホエールズの主砲、桑田選手は無類のギョウザ通lところがビフテキも大好物なのだそうです桑田選手の話lビフテキは僕達の活力の源泉ですよ。神戸のビフテキはうまい。それに安いので僕達にとってはビフテキ天国というところ……東京でもうまい肉にありつけることもあるんだが、高いので閉口だ.明石でキャンプを張っている間に神戸のうまいビフテキをモリモリ食べて貯めておくかな。ビフテキでことしは〃モウ進″だ。1361

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