KOBECCO(月刊 神戸っ子) 1961年3月号
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●l神戸っ子ハイティーンの日記から’○月○日(はれのち簿ぐもり)新聞のスケート場だよりを承ると『六甲山可』。さっそくママに無理いって買ってもらったスケート靴をかついで六甲山へ登った。いつきても六甲山はステキ〃・空気は新鮮だし、眺めはいいし、第一冬はスケートが楽しめ、春はハイキング、そして夏はキャンプが楽しめるんだもの。まさに六甲山こそ私たち若人のオアシスだ。ママのプレゼントのスケート靴とも多分きょうでお別れ。使ったのは○○池が三回、△池が二回と通算五回。そしてやっと一人で滑れるようになったと思ったらシーズン切れ。だって六甲山上にも『春』の訪れが近づいてきたのでしょう。日毎に池の氷が薄すれてきたんですもの。そういえば、小学生の坊やも、鰻急サラリーマン風のオジさまたちも名残り惜しそうに滑っていました(午後三時すぎ)滑りすぎたのか、汗ビッショリ、コートをぬぎ、セーター姿になってもポカポカとあったかい。この前きたときは、ハク息も白く、手画…坐一一四血呂1職r一識蕊議蕊驚鍵識11291もかじかんだのに、きょうはウソ承たいに暖かい。やっぱり『春』がやってきたのか知ら…。そういえば冬眠していた木々や雑草までが、何んだか活気づいてきたよう去り行く冬の名残りを惜しんで六甲山にさよならした。厩騨』$j鐸零篭難ムー

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