KOBECCO(月刊 神戸っ子) 1961年3月号
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rr可25ない。(写真忠勇乾蔵)酒は良き水を得て芳醇を生むのだ。西宮、灘の外にも、江井ヶ島に酒がある.総て水の恩恵に浴して、抜群の味を誇っている。寒夜に白煙を上げて蒸された米が麹となるあいだ、どれ程、杜氏の手にかかることだ、酒に神通力を与えるのは、外かならぬ純僕の人の手に依る。無上の愛情をそそがれ次第に酒の生体を現わす.江井ヶ島を代表する酒は「日本魂」と呼ばれ馴染まれているこの酒は灘に似て瀬戸の波しぶきを受けて強く育ち、島蕊亨驚識泉舞I●ル●味はまるやかさを保つ。設備も近代的なもの、酒蔵の規模の方でも、灘に匹適しよう。堂々としたもの。歴史も灘の流を受けているものだけに古く、消費地は神戸が主力だという。神戸っ子に愛される酒に不味からう訳はないk軍げFP-1ド蕊(写真近代設備を誇る江井ケ島酒造びん詰工場外)

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